*激情の殴打 -1-
・R-18指定
・決勝リーグ後。
・S峰が、黒子を徹底的に叩き潰す(性的に)お話です。
・ひたすらやってるだけです。
乱暴に突き飛ばせば、細い身体は呆気なくベッドへ倒れ込んだ。
安ホテルに見合った安っぽいベッドをギィと軋ませて起き上がると、黒子は青峰を睨みつけた。
いつもは抑揚の欠けた表情を浮かべているというのに。まぁ、怒るのも無理はないが。
「青峰君、僕には君の考えが皆目見当がつきません。
何か話があるのかと思って付いてきてみれば、こんなところに連れ込んで。
どういうつもりですか?」
黒子から自分以外の男の匂いをがする。
それが許せなくて男の記憶を掻き消すためにホテルへ連れ出した。
だが、正直にそう話せば黒子への執着心を嗅ぎ取られてしまう。
それは癪に障るから、青峰は話をはぐらかした。
「どういうつもりって、んなもん、決まってんだろ。
ラブホに来りゃ、目的は一つだろが。溜まってんだ。ヤらせろ」
薄い肩を小突き、寄れたシーツに埋もれた黒子を組み敷くや、
青峰はワイシャツを力任せに左右に引き裂いた。
ボタンが薬莢のように勢いよく弾けて、バラバラと床に転がる。
「やめろ!」
降ってきた罵声を無視して、青峰は薄水色のTシャツに歯を立てた。
悲鳴のような甲高い音が室内に響き渡る。
「ふーん。こりゃ、すげーな」
露わになった白い肌には赤い痕が咲き乱れている。
とくに胸の周辺と平らな下腹部に散る愛撫の名残は、
薄れつつあるとはいえ数え切れぬほど多く、相手の男の情熱の深さを表していた。
自分以外の男に肌を吸われ、蜜を垂れ流す黒子の姿がふと頭に過ぎって、青峰は舌を鳴らした。
まっさらだったこの肉体を汚したのは青峰だった。
反応が薄かったこの体に快楽を教え、軽く触れただけで熱く疼くまでに育て上げたのは青峰だ。
この肉体は青峰しか知らなかった。青峰だけのものだった。
だが、今は他の男の所有物で、青峰の知らない色に染まっている。
……むかつく。
他の男に乱されてその精を受け止めるこの肉体が、
自分ではない男の肉棒をくわえて悦ぶ黒子が憎い。
……徹底的に叩きのめしてやりてぇ。
赫怒にこめかみが焼け爛れてゆくのと同時に歪んだ嗜虐心が芽吹いた。
生まれた欲望に突き動かされるがまま青峰は黒子に襲いかかった。
-続-
・決勝リーグ後。
・S峰が、黒子を徹底的に叩き潰す(性的に)お話です。
・ひたすらやってるだけです。
乱暴に突き飛ばせば、細い身体は呆気なくベッドへ倒れ込んだ。
安ホテルに見合った安っぽいベッドをギィと軋ませて起き上がると、黒子は青峰を睨みつけた。
いつもは抑揚の欠けた表情を浮かべているというのに。まぁ、怒るのも無理はないが。
「青峰君、僕には君の考えが皆目見当がつきません。
何か話があるのかと思って付いてきてみれば、こんなところに連れ込んで。
どういうつもりですか?」
黒子から自分以外の男の匂いをがする。
それが許せなくて男の記憶を掻き消すためにホテルへ連れ出した。
だが、正直にそう話せば黒子への執着心を嗅ぎ取られてしまう。
それは癪に障るから、青峰は話をはぐらかした。
「どういうつもりって、んなもん、決まってんだろ。
ラブホに来りゃ、目的は一つだろが。溜まってんだ。ヤらせろ」
薄い肩を小突き、寄れたシーツに埋もれた黒子を組み敷くや、
青峰はワイシャツを力任せに左右に引き裂いた。
ボタンが薬莢のように勢いよく弾けて、バラバラと床に転がる。
「やめろ!」
降ってきた罵声を無視して、青峰は薄水色のTシャツに歯を立てた。
悲鳴のような甲高い音が室内に響き渡る。
「ふーん。こりゃ、すげーな」
露わになった白い肌には赤い痕が咲き乱れている。
とくに胸の周辺と平らな下腹部に散る愛撫の名残は、
薄れつつあるとはいえ数え切れぬほど多く、相手の男の情熱の深さを表していた。
自分以外の男に肌を吸われ、蜜を垂れ流す黒子の姿がふと頭に過ぎって、青峰は舌を鳴らした。
まっさらだったこの肉体を汚したのは青峰だった。
反応が薄かったこの体に快楽を教え、軽く触れただけで熱く疼くまでに育て上げたのは青峰だ。
この肉体は青峰しか知らなかった。青峰だけのものだった。
だが、今は他の男の所有物で、青峰の知らない色に染まっている。
……むかつく。
他の男に乱されてその精を受け止めるこの肉体が、
自分ではない男の肉棒をくわえて悦ぶ黒子が憎い。
……徹底的に叩きのめしてやりてぇ。
赫怒にこめかみが焼け爛れてゆくのと同時に歪んだ嗜虐心が芽吹いた。
生まれた欲望に突き動かされるがまま青峰は黒子に襲いかかった。
-続-
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